私が好きだった生物学(広義)の話
私が生物学が好きと言っていたのをフォロー歴の長いフォロワーさんはご存知かもしれません。そうです私は数年前まで生物学が沼でイチオシジャンルでした。
が、今は色々あって沼から引きずり出されてしまいました。
でもどうせなら1回くらい長々語っておこうかなと思いましてブログを開いた次第です。
数式とか特定の生物の話はしません。
どちらかと言うと私のハマっていたジャンルの土台の話って感じでしょうか。
こんな分野もあるんだなと思ってもらえたら十分です。
【注意】
今回は巧遅より拙速をモットーに記憶から掘り起こしたまま書き並べました。恐らく間違っている部分もあります。参考程度に読んでください。
今回は「分類」について語ります。
分類学という学問をご存知でしょうか?
ある生き物は何の仲間か、何の祖先か子孫か、そういった分類することで生き物の辿ってきた道筋を明らかにする学問で進化学の1種です。
私的には、生き物の歴史がまるで家系図のように、ある一点から枝分かれしつつ広がっていく様を考えるだけでもエモみの極みです。
単細胞生物からこんなに複雑な多細胞生物まで変化してきたと思うと凄いじゃないですか。
個人的にはまだ単細胞生物が生きる仕組みや理屈さえ飲み込めてないんですけど、哺乳類とか、人類とか本当に訳が分からないです。ここまで複雑な機構が6億年かけて作りあげられたってものすごい…。
しかし実際は、家系図のようにきれいになっておらず混沌としたところがまだまだ沢山あります。
というのも、
”分類”は結局はヒト独自の基準なので自然界に当てはまるとは限りません。
(例えば最近よく話題に上がりますが、人の性別だって分け方が難しいじゃないですか。もう男女の2種類に留まりませんよね。)
類縁関係は、もしもタイムスリップが出来たら色んな時代に行って進化の過程を見たり、始祖の生き物が何かとか確かめられるのですが、どうやら過去へ行くことは出来ないようなので今現在残ってるもの(化石や現存種)から推測していくしかありません。
今でも多くの学者が己の解釈をぶつけ合いながら"正解"を探して議論しています。最終的には再現性のある根拠があって多くの人が納得のいく仮説が正解ということになるでしょうか。
(※一個人の主観です。)
そういう訳でこの分野、
はっきりしてない部分が多くて専門書を読んでも年代や作者で分類のグループ(分類群)の名称が違ったり、グループの範囲が不明瞭だったりします。
分類群も細分化を重ねて、亜種とか上目とか色々あります。
例えば虎は
動物界
脊椎動物門
哺乳綱
食肉目(ネコ目)
ネコ科
ヒョウ属
トラ
と示されますが
目の分類階級はさらに細かくすると
ローラシア獣上目
食肉目(ネコ目)
裂脚亜目(ネコ亜目)
となります。
(グループの大きさは上から順です。)
裂脚亜目ってなんかカッコイイですよね~~。好きです。
そんな感じに基本の階級に亜とか上とか下とか付けてサブ分類群がたくさんあります。
タグ表記がいっぱいな感じ。
…ひょっとして
亜種とか言うと色が反対色になるとか通常種と違って氷を吐くようになるとかそんなイメージがあるかもしれませんが、そこまで大きな違いは出ません。大体は、生息地域が違うけど生殖的隔離までは至ってないくらいです。
虎の場合、種の名称はトラですが
ベンガルトラとかアムールトラとかスマトラトラみたいな名前は亜種のことになります。
(ちなみにモ○ハンの世界観大好きです。生態とか分類とか結構細かくて心踊ります。
現実とゲームは別!突然変異はロマン!)
…分類分けはある意味
cp表記とかタグ表記とかの論争と似た所がある………かも?
A×BとかABAとかA→Bとか A+Bとか知らない人から見たらなんのこっちゃな表示ですけど違いますしオタクによってその意味の範囲にはバラつきがあります。
大体そんな感じです。
分類の解釈バトル。
(※一個人の意見です)
解釈と言いますと"分類の仕方"もありますがなんといっても生き物が変化していく理由、"進化"の議論も熱いですね。
そもそも”進化”という考えに至った事が物凄い。
ラ・マルク、ウォレス、ダーウィン半端ないって。
その頃みんなが当たり前だと信じていた先入観(宗教的な教え)から離れて、その可能性に気づいた所、半端ないと思います。
普通出来ませんよそんなん。
いやあ宗教と科学の関係性もなかなかオツです。時代が進むにつれてVSの関係になるのですが…。
勉強することを「巨人の上に立つ」って表現ありますけど、進化学はまさに高い所から大きな流れを見渡すような心地がします、個人的に。
最近は高校生物の過程から進化の分野が大幅削減されたとか噂に聞きますが悲しいことです。
進化学は生き物の歴史の学問。
詳しくしらべてみると現代の生物学の形態、生態、化石、遺伝、免疫、統計等々いろんな学問の始まりに出会えます。
それにもっと突き詰めると人の歴史や宗教、文化が深く関わってくるので面白い。
さて、今度は分類の歴史についてちょっとだけ。
人は古来より身の回りの動物や植物を観察し、使えるものや毒のあるもの、食べられるものに名前を付けて分類してきました。それが分類学の原形でしょう。
しかし、昔の分類学は現代の分類学と根本的に違う部分があります。
それは分類する基準が「"人にとって"薬か毒か、使えるものか、あるいはどう見えるか」ということ。
そういう分類方法を人為的分類。
対する現在の分類方法は自然分類。
形態や生態などだけでなく類縁関係から分類する方法です。
この違いについては…
例えば、クジラとウシ。
人為分類的には両者の見た目や住んでる所から考えると全く別の仲間ですが、現在遺伝子的な研究によりクジラはウシの仲間(偶蹄目)であると分かってきました。
これはかなり大きな発見で偶蹄目→鯨偶蹄目に変わりました。
(ちなみに目の階級では
偶蹄目・食肉目・霊長目 etc…
漢字2文字の名付け方でしたが、近年、国が「漢字2文字だと分かりにくい(←?)から代表的な動物の名前をつけましょう」としまして、
偶蹄目=ウシ目、食肉目=ネコ目 etc…
というカタカナ表記版が作られました。こういうことされるとまた文献によって名称が違くなってややこs…。独学に手厳しい…。
ところでカタカナ表記だと鯨偶蹄目はクジラウシ目になるんですかね…。あんまり聞いたことないなぁ…。
漢字2文字でも意味を考えればそんなに難しくないとは思うのですがみなさんどうでしょう?
例えば、食肉目は肉を食べる捕食者のグループでネコ・クマ・イヌ・アザラシ等が含まれます。偶蹄目はウシやシカ、キリンなど蹄の数が偶数の分類群で、それに対して奇蹄目もあります。奇蹄目にはウマ・サイ・バクが含まれます。読んで字のごとく蹄が奇数の分類群です。)
人為分類で有名な学者はあの有名なカール・フォン・リンネ。(晩年は人為分類から自然分類に変化)
彼は植物の雄しべの形から分類を行いました。
彼の功績として有名なのはやはり二名法ですね。
今でも生物の学名は【属名+種小名】(ラテン語表記)と決まっています。
簡単に言うと生き物の学術上の【名字+名前】です。
例えば人は Homo sapiens
属名の頭文字は大文字。他は小文字。文面では斜体にします。
ちなみにラテン語なので読みはローマ字読みでOKです。
文中で何度も言う場合は属名を頭文字のみにしてH. sapiensという感じに表記することもあります。
種小名は変化することはありますが、属名が変化することは原則ありません。
ちなみに
リンネが活躍する前にも生き物の正式名称を考えた人はいたとか。
その頃のヨーロッパでは貴族の間で自然科学が流行っていて、外国から珍しい生き物を持ちかえっては標本を作ったり動物園の先駆けとなるものを作ったりしていたのですが、名前や分類に決まり事がないので何が新種やら、なんの仲間やらわからない状態でした。
そこで学術的な命名法が考えられたのですが初めは長くてわかりづらいものでした。
それをリンネは簡潔で分かりやすい命名法を設けたわけです。
それ以外にもリンネは植物の雄しべ雌しべから♂♀の記号を作ったとか(諸説あり)。
動物、植物の他に鉱物の分類体系も作ろうとして未完に終わったとか。
色々な逸話があったりなかったり。
分類学には切っても切り離せない関係にあるものの1つとしてスケッチがあるんですけど、企画展で拝見したリンネのスケッチは物凄かったです。立体感とか細かな凹凸を点描の濃淡で表現してあるんですよ!!
今でも研究で骨の形態を扱う人は手書きのスケッチが必須です。写真ダメ。スケッチって根気とセンスの賜物だなーと思います。
こういう関係でオススメの本あります…。
もし気になった人がいましたら聞いてください…。
…話したい事を話しきった感が出たのでここら辺で一旦締めたいと思います。
理系科目の歴史って学校の科目にないですよね。数学史とか化学史とか生物史とか。
個人的にぶつ切りで学ぶよりある程度流れがあった方が分かりやすいだろうなぁと、今の私は思うんですが…。
えっ?勉強するのは将来に必要な技術や知識だけで十分???昔の話はいらない??
…まぁそうかもしれない…もしもそう思うならば必要無い知識に違いない……。
自分が興味のある物事を突き詰めて調べてみるって事が出来るなら、あとは何を学ぼうがいいと思う。自分が面白いと思う話を存分に調べて存分に話してほしい。
さて、
こんな感じで私の「生物学が好き」というニュアンスは伝えられたでしょうか。
最後におさらいします。
・分類は人間の尺度なので難しい。
・進化って概念を思いついたのすごい。
・クジラとウシは仲間。
・裂脚亜目カッコイイ
・学名は生き物の苗字・名前。色々決まり事がある。
こんな感じでした。
お疲れ様でした。
好きな曲語り
初投稿!
題名の通りアイマスの好きな曲の話するね!!
アイマスで好きな曲…
色々あるけど今回はこれで
自分REST@RT
歌 天海春香 如月千早 萩原雪歩
高槻やよい 菊地真 双海真美
星井美希 我那覇響 四条貴音
歌詞 佐々木宏人
作曲 田中秀和(モナカ)
初聞はいつだったか分からないものの1発で印象に残って好きになった曲のひとつ。
まずね、イントロが好き。
メロディも好き。
歌詞も好き。
イントロ、古く聞こえるかもしれないけどこういうの大好きです…。ちなみにrelationsのイントロも大好き。私の好みに刺さる〜〜!!!!
歌詞については
元は315プロからアイマスを知った私にとって、765ASの歌マスとか私はアイドルみたいなアイドル達の苦労とか強かさ?みたいなものを歌った曲は新鮮でした。
でさぁ…全体的に前向きというか"強い"んだよな。
例えば
「弱いだけの女より我慢とか背伸びしても
カッコつけた自分が好きだから」
「目が前に付いてるのは前だけを見て生きろと
与えられた使命に違いない」
とかさ、もうびっくりしたさ。強かさ!
好きです。そういうの。
背中をバンッと!と叩かれた気持ちになる。
ありがとう。辛い時期にとても救われてました。
そして
上記の通り、全体的に前向きなんだけどラスサビで
「誰からも知られ愛される存在になる道を選んで」
が来るんですよ…。
ちょっとここで面倒くさいオタクになるんだけど、この歌詞聞くといつも思うことがある。
『アイドルとか芸能人みたいな職業ってある意味自分を売る仕事というか…人から消費されるコンテンツになることで…。自分はアイドル達を大変な道に引き込んでしまったんじゃないか』と。
でも歌詞は
「苦労は絶えないけれども後悔してない
毎日が楽しいから」
と続くんですよ…………。
はわわ………。
後悔……してない………?本当に………??😭😭😭
毎日楽しい???😭😭😭
それなら私はアイドル達を支えていこう。
その楽しい日々が続いていくように!!!!!
もう、アイドルになってくれた時点に感謝しかねぇんだ……。
なのにゲーム内でありがとうって沢山言われると、「こっちの方がありがとうだよ〜〜!!!!💢💢💢」という気持ちが爆発してしまう……。
アイドルがPにありがとうと言うその100倍感謝を伝えたい……。ありがとうな…。ありがとう!!
……そうして、
プレイ始めてすぐ終了してしまったグリマスで、最後に彼女達から貰った沢山の"ありがとう"を出来るだけ返していきたいと思う。
ミリシタ1周年おめでとう。
今度はお祝い出来た。嬉しいです。
曲から脱線し始めたのでこれで終わります!!!
またブログ書くか分からないけどまた機会があればよろしくお願いします(?)。